非定型うつ病について理解しよう【時間はかかりますが治る病気】

どう治していくか

医者

行われる治療

非定型うつ病の治療方法は、大きく分けて2つの方法があります。まず1つ目は、診断結果に合わせた薬を投与し、気分を安定させる薬物療法です。基本的には抗うつ剤が中心となりますが、その他には、抗不安薬や気分安定薬といったものが症状によって処方されます。定型うつ病でも用いられる方法ですが、非定型うつ病においては効果があまり得られないという特徴があります。そこで薬物療法と並行して行われることが多いのが、2つ目の精神療法です。心理療法やカウンセリングとも呼ばれ、医師や臨床心理士によって患者に合わせた治療が行われます。精神療法は、主に認知行動療法と人間関係療法の2つに分けられます。どちらも対話形式で行われ、患者の心に焦点を当て、問題点を認識させることが主な目的であり、最初の1歩となります。感情の揺れ幅や、対人関係の悩みなどで発症しやすいこの病気にとって、精神療法は非常に有効な治療方法であるとされています。この2つを患者の症状や体調・状態に合わせて組み合わせたり、使い分けたりしながら、より高い効果をあげられるよう、治療は進められていきます。症状が強く出ている場合には薬物療法が中心に行われることが多く、ある程度症状が落ち着いているのであれば、精神療法の比重が高くなることが多いようです。また、非定型うつ病の患者は生活リズムが乱れていることが多いため、これら2つの治療に加え、生活指導を行うことも多くあります。生活リズムが整えることも、治療の効果を上げる上でとても大きなポイントとなります。うつ病や非定型うつ病の基本的な治療は、健康保険の対象です。よって多くの治療費と同じように、3割負担の支払いとなります。しかし、うつ病や非定型うつ病等の精神疾患の多くは、治療を始めた時点では、治療の為にどれくらいの時間を要するのか、はっきりと分からないことがほとんどです。各々の症状や環境によって大きく異なりますし、長引けば精神的負担も経済的負担も問題となってきます。始めは治療の為に通院していた方も、なかなか回復が見られず、入院してより治療に専念したい、というケースもまた、期間や治療費に不安を抱く事となります。治療について不安になり、余計なストレスを抱えてしまう事がないよう、まずはおおよその期間や費用の目安を把握することが大切です。事実上のデータとして、全ての病気の平均在院日数よりも、うつ病等の気分障害での平均の方が長い傾向にあります。また入院した場合、期間も長期化することが多いようです。だからといって、通院をためらったり、仕事量を調整したりしないといった選択は良くないでしょう。医療技術の進歩、社会や企業の理解の広がりも、決して留まっている訳ではありません。不調を感じたのであれば、医療機関に赴くこと、周囲の人々に相談してみる事が大切な一歩となるのです。そうして自分に合った適切な治療を受ける事が、病気の長期化を防ぐ事にも繋がります。また、通院や入院になった場合、傷病手当や自立支援医療制度といった制度を利用出来る事があります。医療保険の見直し等も、意識してみるといいかもしれません。普段からそういった制度を学び、準備しておく事が出来れば、いざという場合にとても有効な手助けとなるでしょう。

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